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がれき受け入れ 秋田県と鹿角市 [今日のネタ]

今日ニュースで秋田県と鹿角市ががれき受け入れを表明したと知りました。
さすが我が故郷!!!
[手(チョキ)]
グッジョブ!

反対している他県の皆さん、震災に遭われた方々の気持ちを考えれば、安全を確認し受け入れを表明しましょうよ。
反対運動している場合でしょうか。それでなくても復興が進まない状況なのに。

どっかの報道サイトで、被災地の現状を見ました。何もありません。町が無くなりタダの更地。。。
考えただけでもぞっとします。我々が出来ることは何でしょうか。反対運動でしょうか。
まずは被災者被災地を考える日本人に、俺はなりたいです。

きれい事に聞こえますか?意見はいくらでもどうぞ。

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元鹿角市民

私は、現在神奈川県に住む、故郷が鹿角の者です。
鹿角は私が育ったふる里であり、親族や知人、友人が住む場所なので、がれきの受け入れ表明に対して、とても不安を抱いています。

コメント内容は私の意見として、鹿角市のホームページから鹿角市長への手紙で送信させて頂いた内容とほぼ同じなのでが、私のような意見もある事を知って欲しくてコメントします。

まず、例え低レベルでも震災がれきはセシウムで汚染されています。そしてセシウムは燃やすと気化してフィルターではとる事が出来ません。政府が期待していたバグフィルターでさえ、静岡県の島田市の試験結果では60%程度のセシウムしか除去する事は出来ず、残りの40%は実質的に大気中に放出されてしまったようです。
1キロレベルでの汚染の程度は低くても、受け入れの数量が、もし何千何万トンと多くなればそれだけ放射性物質の料も大量に増え、そのうちの4割は大気中に放出されることになります。

セシウムの毒性は、農薬に使われる劇薬である青酸カリの2000倍です。焼却され気化したセシウムは鹿角の大気中を漂い、吸気により鹿角の人達の体の中に入り、雨で地面に落ちて、水と土壌と山々などの自然を汚染します。汚染され土壌はその先数十年間は汚染されままの状態になってしまいます。それは、鹿角で作られる作物も汚染される事を意味しています。鹿角産の野菜やリンゴ、豚肉など特産品も全てが汚染される事になり、それを食べた人達も内部被爆してしまいます。

先日、東京品川にて行われた、チェルノブイリで内部被爆とセシウムの影響の研究をしていた、元ゴメリ医科大学学長であり、創設者のユーリ・バンダジェフスキー博士の講演会に行ってきました。
通説ではセシウムは筋肉に貯まると言われていますが、本当は全ての臓器に貯まり、しかも内部被爆は例え微量であっても危険であり、乳幼児の場合では体内被爆が10Bq/kを超えても心臓に異常が現れるとの事でした。ベラルーシの食品基準値では多くの人に健康被害がおきていて、現在では出生率より死亡率が高くなってしまっている地区もあるといっていましたが、4月から改正された日本国内の新基準値はそれ以上に高いです。子供がいる私は、この先自分の子供に健康被害が出ないか、とても心配です。

現時点で鹿角市が震災がれきを受け入れるということは、実質的に鹿角を汚染し、そしてそこに住む人達まで汚染する事になります。運ばれて来る大量のがれきの一部をチェックして、がれき全体を安全とみなして焼却しても本当に問題はないのでしょうか?
そもそも国際法では少量であっても放射性物質を移動することは禁止されています。その理由は汚染を拡大させてしまう可能性があるからで、がれきを受け入れ焼却するという行為は、少量であっても移動禁止と国際的に決められている危険な物質を、鹿角の大気中に大量にバラまく行為と何の変わりもないのです。それが例え「復興」や「絆」の為に行う正義や善意から発せられた行為であれ、がれきを受け入れてしまえば、この先、鹿角の自然と人々が汚染される未来は確定で、そこには何の変化もありません。

おそらく、がれきを受け入れる事で鹿角はしばらくの間、原発近隣の地域のように補助金で潤うのだろうと思います。原発近隣にある地域は原発がある限りは、少量の被爆を強いられながらも補助金や雇用が発生し、金銭的に潤い続ける事は出来ますが、がれきは処分されれば無くなり、補助金もなくなります。

数年後、がれきが全て処分されてしまえば、そこに残るのは汚染された鹿角の土地と、そこに残る人々だけです。そうなったときに農村が多い鹿角で、農業を行う人達はどうなるのでしょうか?今は健康被害が表立っていませんが、これから数年後には放射性物質の健康被害が出て来るだろうとも言われています。
もし、そうなったときに、汚染された土地で育てられた食物を誰か食べるでしょうか?仮に土壌がそれほどまで汚染されていなかったとしても、鹿角の農作物や特産品はがれき処理をしていた町の作物というレッテルを貼られて、風評にさらされる事になりますし、観光はおろか、鹿角市自体に近寄りたくないという人も増えるでしょう。そうなれば鹿角の過疎化はさらに進み、若者はいなくなります。特に若い年代ほど、汚染された土地からは避難するのが当たり前ですし、仕事はさらになくなる事になるのですから。
安易にがれきを受け入れる事で、最悪の場合、鹿角の未来は悲観的なものに変わってしまいます。

本当は、がれきはその土地で処理する方が、その土地での雇用も生まれ、地元の復興にはつながるようです。そして、先に述べたユーリ・バンダジェフスキー博士や、アーニー・ガンダーセン博士などの世界の専門家の目から見れば、日本政府の行おうとしている、がれきの高域処理は、極めて危険な行為です。しかし、日本政府は世界の避難を浴びながらも、なぜか瓦礫の広域処理を推進しています。

私は現在、神奈川県に住んでいますが、鹿角の自然や人達が大好きです。大切な人もたくさんいます。鹿角の山や川そして多くの人達が放射性物質に汚染されてしまう未来を、想像したくもありません。大切な鹿角を汚染させたくないという部分は、きっとあなたも同じだと思います。

あなたの東北を支援したいという気持ちには共感出来ますし、とても美しく、素晴らしいと思います。それでも私は日本政府にはがれきは全国に拡散して広域処理するべきでなく、別の方法で処理して欲しいと思っています。例え少量であれ、汚染されたがれきの受け入れには反対です。

以上が私の意見でした。別にあなたと議論を交わしたくてコメントした訳ではなく、こういう考え方をしている人間もきっといる。というだけの話をしたかっただけですので、誤解はしないで下さいね。きっと鹿角を思う気持ちはあなたと同じだと思います。

通りすがりに、他人のブログへ長々と大変申し訳ありませんでした。



by 元鹿角市民 (2012-04-07 17:51) 

kittyhawk

わざわざ神奈川から書き込みありがとうございます。

意見ありがとうございます。また返信遅れたことをお詫び申し上げます。

私もあなた様と同じで議論する気は毛頭ございません。もちろんセシウムなんて興味もありませんし、化学系を出ておりませんので。

ですが、あなた様の意見は時すでに遅しです。
原発が設置される前の段階で、諸処のリスクにどう対応する!?という段階なら、あなた様の意見はごもっともだと思います。そんなに嫌なら成田空港問題の時のように、櫓を組んで戦えばいいんです。

しかし残念ながら事はおきてしまい、矢は放たれたのです。
時計を戻すことは出来ません。今できることは、起きてしまった事故処理を政府行政でどう処理をするか?です。

ですので、あっちの行政は大反対!なんてことはあり得ないのです。ましてや、国民は原発のおかげで安い電力を使用している、果ては町に原発があるおかげで、数百億の補助金をもらっているのに反対意見はあり得ないと思います。都合良すぎます。

日本人であれば、どう処理したら一番安く一番リスクが少ないかを議論すべきで、受け入れできないという判断を求められているのではないと思っています。

私の意見は以上でございます。
双方多少時間軸の違う話をしている感があります。

家内にもコメントを頂戴した話をしましたところ、責任のない話書かないで!とおしかりを受けました。

以上取り急ぎ。

by kittyhawk (2012-04-16 22:55) 

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